心理学者の書いた、偉業を成し遂げた天才の創造性と心に関するエッセイ。ストーは、創造する精神と障害を持つ精神とのボーダーラインを見つめてきた。

欲求不満があるから創造できる。できなければ神経症になりやすい。よりよいものを求めるのは人間の本性なのかもしれない。

創造的な才能のある人たちが普通の人よりずっと神経症の特徴をもっているということは実証されている。うつ病にかかりやすい人に見られる特徴は自尊心のもろさにある。深淵に落ち込んでいくのを創造的な活動によって食い止めている。

残念ながら、天才ではないが、私のうつ病も創造によってのみ救われるのかもしれない。

天才と凡人を分け隔てるものは何なのだろう?個人的には、人間全員に当てはまる【一般心理学】の土台の上に、【性格別心理学】があると考えている。エニアグラム・マルチプルインテリジェンスなど個々の資質が同じであっても、まわりの環境(出会った人々・社会環境)によって大きく左右されるものなのではなかろうか?

天才はいかにうつをてなずけたか 天才はいかにうつをてなずけたか
アンソニー・ストー (2007/03)
求龍堂

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